April 06, 2008
リオに到着したその日のうちにどうしても会いたくって、すでに日が暮れてしまっていたけどメトロでセントロ(中心街)に向かった。メトロの初乗り料金は2レアル40センターボ(150円)。他にもバスと一緒のお得な切符や一日乗り放題券みたいなものもあると思う。
ペケーニョの住む、ボタフォゴのメトロ駅の近くにはちょっとした日用雑貨なのど露店が立ち並び、人々がたむろしている。わーお懐かしい食べ物発見!
チュロス!!1レアル(60円)!写真なくてゴメンね。場所があぶなくて撮れなかった。ディズニーランドやミスドで売ってる長くて硬い感じのものより、ブラジル版のほうがずっと美味しいよ。外はカリっと揚げてあって、生地はモチモチ、熱々。砂糖がまぶしてあって、真ん中の空洞に好きなクリームを詰めてくれる。コンデンスミルク、チョコレート、ココナッツクリームの3種類。わたしのお気に入りはココナッツ!!クリームは当然ブラジル人好みの激甘だから通常の半分の量を詰めてもらう。
ウマウマ〜!!
リオのメトロは一直線でめんどうな乗り換えがないので旅行者でも簡単に目的地につける。ただ目立つと後をつけられたり、危ないのでなるべく現地の人に紛れるように同じ行動をとるようにしてる。降りる駅が分からないからといってキョロキョロしたり、おろおろしないようにムスッとした表情を崩さない。スーパーや地下鉄内、リオの人々は初対面でも気軽に話しかけてくるので、そんな時も『ああそうですね』って相槌を打っとく。わざわざ言葉がよくわかりませんなんて顔はしない。だって大抵は天気の事とか、物の値段とか大した用事じゃないから。
セントロのカリオカ駅に着いた。リオ市内でもっとも人の多い場所。そして本当に半端なく危ない、街の治安を守るため常に機動隊員みたいなカッコの警備が闊歩してる。
なんだか通りを歩いていてるだけで胸がすくのがわかる。なんとか友達の経営しているニューススタンド(新聞雑誌の売店)に到着!!
「ヘーイ、クミ!!!無事着いたか、よかったな!お前がいない間みんな寂しがってたぞ!」
「やっとリオに帰ってこれたよ、凄い嬉しい!!!」
「おい、どうなんだ元気でやってんのか?イベントでもう働かないのか?」
「うん、日本の格闘技界はいろいろ変わったよー、そんでわたしも仕事変わったら帰ってこれた。」
アンドレの店

PLAY BOY誌の色っぽい表紙の女性、アナ・パウラは現役で活躍するサッカーの審判員だそう。でも雑誌の仕事が忙しくって体力作りが不十分で今年は国際試合の審判員のテスト落ちちゃったんだって。って凄い国だね。
アンドレは生粋のカリオカだ、話し方も性格も応援しているサッカーチーム、フラメンゴも全部リオそのものだ。そして筋金入りのVALE TUDOマニアだ。何でも知ってる。
「ブラジル国内も変わりまくったぞ。ほとんどの主要チームが今はもうばらばらだ。」
「へへへ、仕方ないね。みんなもっと儲けたいしね。」
この晩はアンドレの仕事が終わるのを待って、一緒にバスで家に帰った。せっかくだから1杯やろうってことになった、わーい!バーで1杯やってると、アンドレの奥さんルシアナと、その弟のドメニコも仕事帰りに寄ってくれた。

あれ、なんだかドメニコの様子が変だ。眼は充血し、ふらふらしてて何言ってるかよくわかんない。
「熱があるんだ、僕デングにやられたのかも...」
「わはは、何言ってるのドメニコ!!」
「おい、クミ笑い事じゃないぞ、今リオはデング熱で非常事態だ。4万人以上が病院に運ばれて、もう70人死んだぞ。」
「えー、ほんとにやばいんだ。」
「そうだ、もう病院いってもベッドの空きはないぞ。ルシアナの友達のカッチャはデング熱でも死ぬ次に最悪の症状で、体内の血液がほとんど出てしまって今も死にかけてるんだ。」
「ひえー、恐い。それで彼女は今はもう回復に向かってるの?」
「そうだ、一時は本当に助からないと思った。やっと危険な状態は抜けれたけどな、今は輸血しまくってる。」
その女性には実際会ったことがあるので、なんだか生々し過ぎる。
「オレ達、カリオカは日々、低賃金と闘い、今度はデング熱ともやりあわなければいけないんだ(笑)!」
「リオって本当すっごいね、アンドレ!帰ってこれて本当嬉しいよ。」
「アンドレ、それでねお願いがあるんだ、明日のOZZY OSBOURNEのコンサート連れてって!」
「ああ、いいともいったいどこでやるんだ?」
「うんとね、HSBCアリーナで19時半からだって。ザック・ワイルド(OZZYのギタリスト)のバンドBLSとKORNが前座だって。」
「なんてこった、その場所は超遠いぞ、こっから車で軽く1時間半以上!それにオレの仕事が終わるのは20時半だぞ。」
「えー、諦めちゃうのー?」
「いいや、お前を何とかして連れてってやるぞ、オレはBLACK SABBATHを聞いて育ったんだ。だが前座バンドは諦めるんだな、間に合わん。」
「わーい、ありがとうアンドレ!!」
「とりあえず、今日は飲め!」
本当にOZZYに行けるかどうかは、実際その時間がくるまで確かじゃないけど、アンドレにそう言ってもらえるだけで何だか嬉しい。わたしはブラジル人の約束がどういうものか知ってるし、その場の話が楽しかったら別に当日はこだわらずに気軽に過ごせばいいてことも。なんだかリオでの暮らしが始まったのが心と体両方で理解できた、幸せな一日だった。
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ペケーニョの住む、ボタフォゴのメトロ駅の近くにはちょっとした日用雑貨なのど露店が立ち並び、人々がたむろしている。わーお懐かしい食べ物発見!
チュロス!!1レアル(60円)!写真なくてゴメンね。場所があぶなくて撮れなかった。ディズニーランドやミスドで売ってる長くて硬い感じのものより、ブラジル版のほうがずっと美味しいよ。外はカリっと揚げてあって、生地はモチモチ、熱々。砂糖がまぶしてあって、真ん中の空洞に好きなクリームを詰めてくれる。コンデンスミルク、チョコレート、ココナッツクリームの3種類。わたしのお気に入りはココナッツ!!クリームは当然ブラジル人好みの激甘だから通常の半分の量を詰めてもらう。
ウマウマ〜!!
リオのメトロは一直線でめんどうな乗り換えがないので旅行者でも簡単に目的地につける。ただ目立つと後をつけられたり、危ないのでなるべく現地の人に紛れるように同じ行動をとるようにしてる。降りる駅が分からないからといってキョロキョロしたり、おろおろしないようにムスッとした表情を崩さない。スーパーや地下鉄内、リオの人々は初対面でも気軽に話しかけてくるので、そんな時も『ああそうですね』って相槌を打っとく。わざわざ言葉がよくわかりませんなんて顔はしない。だって大抵は天気の事とか、物の値段とか大した用事じゃないから。
セントロのカリオカ駅に着いた。リオ市内でもっとも人の多い場所。そして本当に半端なく危ない、街の治安を守るため常に機動隊員みたいなカッコの警備が闊歩してる。
なんだか通りを歩いていてるだけで胸がすくのがわかる。なんとか友達の経営しているニューススタンド(新聞雑誌の売店)に到着!!
「ヘーイ、クミ!!!無事着いたか、よかったな!お前がいない間みんな寂しがってたぞ!」
「やっとリオに帰ってこれたよ、凄い嬉しい!!!」
「おい、どうなんだ元気でやってんのか?イベントでもう働かないのか?」
「うん、日本の格闘技界はいろいろ変わったよー、そんでわたしも仕事変わったら帰ってこれた。」
アンドレの店

PLAY BOY誌の色っぽい表紙の女性、アナ・パウラは現役で活躍するサッカーの審判員だそう。でも雑誌の仕事が忙しくって体力作りが不十分で今年は国際試合の審判員のテスト落ちちゃったんだって。って凄い国だね。
アンドレは生粋のカリオカだ、話し方も性格も応援しているサッカーチーム、フラメンゴも全部リオそのものだ。そして筋金入りのVALE TUDOマニアだ。何でも知ってる。
「ブラジル国内も変わりまくったぞ。ほとんどの主要チームが今はもうばらばらだ。」
「へへへ、仕方ないね。みんなもっと儲けたいしね。」
この晩はアンドレの仕事が終わるのを待って、一緒にバスで家に帰った。せっかくだから1杯やろうってことになった、わーい!バーで1杯やってると、アンドレの奥さんルシアナと、その弟のドメニコも仕事帰りに寄ってくれた。

あれ、なんだかドメニコの様子が変だ。眼は充血し、ふらふらしてて何言ってるかよくわかんない。
「熱があるんだ、僕デングにやられたのかも...」
「わはは、何言ってるのドメニコ!!」
「おい、クミ笑い事じゃないぞ、今リオはデング熱で非常事態だ。4万人以上が病院に運ばれて、もう70人死んだぞ。」
「えー、ほんとにやばいんだ。」
「そうだ、もう病院いってもベッドの空きはないぞ。ルシアナの友達のカッチャはデング熱でも死ぬ次に最悪の症状で、体内の血液がほとんど出てしまって今も死にかけてるんだ。」
「ひえー、恐い。それで彼女は今はもう回復に向かってるの?」
「そうだ、一時は本当に助からないと思った。やっと危険な状態は抜けれたけどな、今は輸血しまくってる。」
その女性には実際会ったことがあるので、なんだか生々し過ぎる。
「オレ達、カリオカは日々、低賃金と闘い、今度はデング熱ともやりあわなければいけないんだ(笑)!」
「リオって本当すっごいね、アンドレ!帰ってこれて本当嬉しいよ。」
「アンドレ、それでねお願いがあるんだ、明日のOZZY OSBOURNEのコンサート連れてって!」
「ああ、いいともいったいどこでやるんだ?」
「うんとね、HSBCアリーナで19時半からだって。ザック・ワイルド(OZZYのギタリスト)のバンドBLSとKORNが前座だって。」
「なんてこった、その場所は超遠いぞ、こっから車で軽く1時間半以上!それにオレの仕事が終わるのは20時半だぞ。」
「えー、諦めちゃうのー?」
「いいや、お前を何とかして連れてってやるぞ、オレはBLACK SABBATHを聞いて育ったんだ。だが前座バンドは諦めるんだな、間に合わん。」
「わーい、ありがとうアンドレ!!」
「とりあえず、今日は飲め!」
本当にOZZYに行けるかどうかは、実際その時間がくるまで確かじゃないけど、アンドレにそう言ってもらえるだけで何だか嬉しい。わたしはブラジル人の約束がどういうものか知ってるし、その場の話が楽しかったら別に当日はこだわらずに気軽に過ごせばいいてことも。なんだかリオでの暮らしが始まったのが心と体両方で理解できた、幸せな一日だった。
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